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熱帯植物園 (新潮文庫 む 11-1) 文庫 – 2000/9/1
室井 佑月
(著)
- 本の長さ245ページ
- 言語日本語
- 出版社新潮社
- 発売日2000/9/1
- ISBN-104101302316
- ISBN-13978-4101302317
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登録情報
- 出版社 : 新潮社 (2000/9/1)
- 発売日 : 2000/9/1
- 言語 : 日本語
- 文庫 : 245ページ
- ISBN-10 : 4101302316
- ISBN-13 : 978-4101302317
- Amazon 売れ筋ランキング: - 164,245位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2018年11月20日に日本でレビュー済み
タレントだとばかっり思っていた人だが、元高橋源一郎の妻で、作家だというので読んだ。
驚くのほどの語彙の豊富さだった。
モデル、レースクイーン、銀座のホステスの経歴。
疑いたくなるのはしょうがない。続けて読んだせいか「高橋源一郎の文体」がちらちら見えるのだ。
比喩はおろか原稿用紙の使い方も知らなかった人のものではない。
音楽や絵画と異なり、小説は「閃き」だけでは書けないと思う。
だから疑問に思ってしまうのである。うますぎる小説なのだ。
驚くのほどの語彙の豊富さだった。
モデル、レースクイーン、銀座のホステスの経歴。
疑いたくなるのはしょうがない。続けて読んだせいか「高橋源一郎の文体」がちらちら見えるのだ。
比喩はおろか原稿用紙の使い方も知らなかった人のものではない。
音楽や絵画と異なり、小説は「閃き」だけでは書けないと思う。
だから疑問に思ってしまうのである。うますぎる小説なのだ。
2003年6月9日に日本でレビュー済み
短編集なので、早く読めました。
たぶん、会うことがないような人の世界。
けれども、おもしろいです。
設定もさることながら。
室井さんの詩的な表現。
簡潔な会話文。
独特な直喩。
など、など、がちりばめられていて、言葉の使い方が面白いですね。
この人はきっと、本が好きで、読むのも書くのも好きな人だなぁと私は感じました。
たぶん、会うことがないような人の世界。
けれども、おもしろいです。
設定もさることながら。
室井さんの詩的な表現。
簡潔な会話文。
独特な直喩。
など、など、がちりばめられていて、言葉の使い方が面白いですね。
この人はきっと、本が好きで、読むのも書くのも好きな人だなぁと私は感じました。
2004年10月17日に日本でレビュー済み
何年か前、出張先のホテルのテレビでNHKの「わたしはあきらめない」にこの作家が出演しているのを偶然見ました。内容は覚えてませんが、何か触発されるものを感じました。僕は面食いなので、見た目も派手なので気にはなっていましたが、読む機会がなく、先日書店をぶらついたときにたまたまこの短編集が目についたので、読んでみました。
表題作の「熱帯植物園」ほかいずれもが1人称の高校生を主人公とするものですが、僕には「面白いけど、感じない」というのが感想です。自分の過去から現在までの生活感覚とあまりに隔絶していて、想像力がついていきません。僕が高校時代を過ごした宮城県は男女別学でしたから、女の子と喫茶店に入るだけで一大決意を要する状況でした。共学の高校が舞台というだけでまず見知らぬ世界なわけで、そこで展開される物語は、筋書きを追う楽しみはあるけれども感情移入しながら読む楽しみは与えてくれませんでした。SFだと思って読むといいのでしょうか。
ただ日活ロマンポルノ(古いね!)の原作には適してるかもしれません。ロマンポルノは玉石混交でしたが、ときどき常識のタガをとりはらって遊ばせてくれるディープなストーリーがありました。本書に収められた作品も映画館で見たら結構堪能できるような気もします。
表題作の「熱帯植物園」ほかいずれもが1人称の高校生を主人公とするものですが、僕には「面白いけど、感じない」というのが感想です。自分の過去から現在までの生活感覚とあまりに隔絶していて、想像力がついていきません。僕が高校時代を過ごした宮城県は男女別学でしたから、女の子と喫茶店に入るだけで一大決意を要する状況でした。共学の高校が舞台というだけでまず見知らぬ世界なわけで、そこで展開される物語は、筋書きを追う楽しみはあるけれども感情移入しながら読む楽しみは与えてくれませんでした。SFだと思って読むといいのでしょうか。
ただ日活ロマンポルノ(古いね!)の原作には適してるかもしれません。ロマンポルノは玉石混交でしたが、ときどき常識のタガをとりはらって遊ばせてくれるディープなストーリーがありました。本書に収められた作品も映画館で見たら結構堪能できるような気もします。